完璧じゃなくてもいい。

おはようございます。イヤイヤ期サポーターの北村優子です。栃木県で子育てをしているママに「とっても簡単。アドラー心理学を日常に取り入れて、疲れる子育てから卒業する方法」をお届けしています。

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体調不良で間が空いてしまったので、ちょっと前のお話なのですが、息子が「ぼく、お勉強する!」と張り切って、ワークシートをしていました。

問題文は漢字も混ざっているので、隣で私が読みました。取り組んでいる最中「あっ‥・それ、間違ってる~」と思ったのですが、あえて何も言いませんでした。だってこれは息子のワークシート。アドラーは「課題の分離」と言っていて、子供であっても自分以外の人の「課題」に踏み込んだりしないと言っています。

で、お楽しみの○付けタイム♬

金メダルシールを貼ろうと思ってウキウキな彼の顔がみるみる赤くなり、何で間違えたかを説明すると「最初にそれを言ってほしかった!」とひっくり返って泣き喚く。。。

ごめん、こんなことで泣くなんてかわいい(笑)。と、微笑ましくて思わず笑いそうになりましたが、「これってひっかけ問題だったから、難しいよね。」と言ったら、「ふつうの問題が良かった!」とまたもや大泣き。

以前は子供に泣かれると困って、何とかして泣き止まそうとしていたのですが、気持ちを出すって本当に大切なことだと思います。カウンセリングでも、湧き上がる気持ちや涙は大切にします。ママも、何かで泣いたらその後すっきりした経験ってありませんか?カウンセリングの言葉でカタルシス効果と言います。泣いたら癒されます。

だから涙って大切なもの。感情や涙を押さえ込む癖がつくと、いつしか自分の本当の気持ちすらわからなくなってしまいます。私がそうだったので、カウンセラーになる過程で「何を自分が考えているか、本当の気持ちが分からない」とちょっと大変でした(^_^;)

床にひっくり返って泣く息子に言いました。これは彼の気持ちに共感です。

「すごく頑張ったから、100点取りたかったね。一生懸命していたもんね。金メダルシール貼るの、楽しみにしていたよね。間違えて本当にすごく悔しいね。」

それを聞いて息子はさらに大泣きしていました。ひとしきり泣いて少し落ち着いたところで続けました。失敗はチャレンジの証です。

「こんな難しい問題に頑張ってチャレンジしたことをママはすごいことだと思う。チャレンジしたから間違えたんだよね。間違えるのはね、実はすごくいいことなんだよ。だって、間違えた問題は、どうして間違えたか考えるでしょ。そしたら、もっとよく分かるようになって、この次は間違えなくなるよ。だから、間違えることはとても大切なことなんだよ。いっぱい間違っていいんだよ。」

安心したのかな。息子は泣き止みました。

完璧にできないと不安になるのは私も同じなので、自分に言い聞かせているみたいでした。

こんなふうにいつもうまくいくことばかりではないけれど、「今日の私、子供に寄り添えていいママだったじゃん♬」そう思った出来事でした。

このブログも、本当はかわいい絵文字など使ってみたいのですが、まだ使い方がわかりません(笑)。でも「完璧でなくてもいいから、とりあえず書いてみよう。」子育てを通して、私もそんな風に少しずつ思えるようになりました。

私の尊敬する原田綾子先生は「6割でいい」とおっしゃっていました。「そんな少なくていいんだ(ホッ 笑)」そう思うと、子育てもとても楽しくできそうです。

 

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