子供の食が細いことが心配~環境を整える②~

子供の食が細い

 

そんな時に

 

環境を整える

 

ということについて、先日ブログを書きました。

 

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イヤイヤ期サポーターの北村優子です。栃木県宇都宮市で「アドラー心理学を日常に取り入れて、疲れる子育てから卒業する方法」をお届けしています。

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先日のブログに書いたスキャフォールディング(足場作り)は、単に援助するということではなく、子供がいずれ自立できることを意図してサポートするという意味なので、単に助けてあげるとか、環境を整えてあげるという意味ではないです。いずれ子供が自分の力で「自立」するという視点を持っておきます。

 

食育

 

の観点から言うと、例えば、いつまでも「食べなさい!」と言われなくても、食べられるようになる。とか、魚の骨が自分でよけられるようになるとか、そういうのが自立でしょうか。

 

この前のブログには、

 

環境を整える

 

ことについて、

 

☑そもそも、お腹が空いているかな?

 

と書きました。

 

あとは、こんなことが

 

環境を整える

 

と言えると思います。

 

☑子供の好きな食べ物からチャレンジしているかな?

苦手だからこそ、それを克服して欲しくて、苦手なものをかわいくアレンジしているってお話も聞きます。それで克服してくれると嬉しいですよね。私自身は子供ウケするようにかわいくアレンジするところまでなかなかいかないので、かわいく工夫されている食事って、すごいなあと素直に尊敬しています(^^♪

それも大切だけれど、好きなものをとことん好きに。好きなものを完食して、ママの喜んでいる顔を見ているうちに、他の物も食べてみようかなって気持ちになることを待つっていうのもあると思います。

 

例えば今日のご飯。

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この中で赤い部分(お野菜)を残したとします。そうすると、お野菜に注目して、「お野菜も残さず食べてね」と言いたくなっちゃいますよね。

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ママとしてはトータルで栄養を考えて作っているのだから、当然だと思います。ただ、その赤い部分だけに注目することをアドラー心理学ではベーシックミステイクの「見落とし」と言います。うーん。何を見落としているかな???

 

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子供はこの青い部分は食べているんです。赤い丸と青い丸・・・どちらが大きいでしょうか?

 

青ですね!赤い部分だけに注目すると、青い部分(食べたこと)を見落としていることになります。青い部分は食べて当たり前!ではなく、そこにも注目して、声をかけるのがアドラー的な対応です。そしてこの青い部分というのは多分、お子さんの好きなものだったり、食べやすいものだったりするのかなと思います。

 

その他の

 

環境を整える

 

☑ママ以外のお料理も食べてもらう機会を作る。

北村家に遊びに来て、そのまま晩ご飯も食べていく子供のお友達がいます。おうちでは野菜嫌いだそうですが、うちでは毎回どんなお料理を出しても完食。私が美味しく作っているからってわけでは決してないんですよね(^_^;)。本当はそうだと嬉しいのですが、残念ながら(笑)。

その子のお家で作っているお野菜を使うこともあるので、「●●君のおじいちゃんのお野菜って最高なのよね~。」そんなお話をしながら食事をしているうちに、何となく北村家では完食せねばという雰囲気になったのか、毎回完食してくれるようになりました。相変わらず自分の家ではお野菜を残すこともあるらしいのだけど、よそのおウチで残すことなくきれいに食べるって、それもすごく素敵なことですよね。私も、完食してくれると嬉しいです。「ピカピカに食べてくれてありがとうね!」と言います。

逆にうちの子も、お友達の家でご飯をいただいて帰るときは、完食だそうです。他のママのお料理ってすごく新鮮みたいです。完食したら、お友達のママもやっぱり「いっぱい食べてくれるから嬉しいわあ」って言っています。子供に、「ママも、●●君のママみたいなお料理作って!」とリクエストされることも。

そういうお話をしたとき、「自分にはそういう仲の友達はいないから、優子さんはいいよな~。」という声もありました。

お友達のお家じゃなくても、レストランに行くことで、味付けや盛り付けが変わって雰囲気が変わることもありますよね。普段はあまり食べる機会のないパパのお料理もすごく新鮮みたいで、うちの子は「パパの特製チャーハン!」が大大大好きです。(密かに思う私の心の声:「特製って言ったって、ふつーのチャーハンなのにさー。私は毎日作っているのに、パパ、いいなー。」(笑))。

 

☑「どうせ残すんだろうな」と、食べる前から思っていないかな?

「食べてほしいな」っていう思いはもちろんあるけれど、「うちの子は、人参嫌いだから、食べないの。」なんて決めつけていませんか?レストラン行っても、最初からよけてあげたりとか。

「昨日まで食べなかったから、今日も食べない。」そう思いたくなる気持ちも分かるのだけど、昨日食べなくても、今日は食べるかも?環境変われば食べることもあるかも?

これをアドラーは、ベーシックミステイクの「決めつけ」と言っています。今日も食べないという100%の証拠はないですね。でも「どうせ残すんだろうな」と思っていると、そういうママの心に子供は見事に(!)こたえて、残してくれます(笑)。ママの心と子供の心はつながっているから。心のどこかで思うことがあっても、少なくとも子供の前でそれを口にすることをやめてみるのも、一つの方法だと思います。まずは、「食べてくれると嬉しいんだけど、今日はどうかな?」くらいの気持ちでしょうか(#^.^#)

ゼロかヒャクかではなく、一口食べよう!その一口が大切なんじゃないかなって思っています。「昨日はゼロだったけど、今日は一口食べられたね!」そういう小さな小さなステップが、子供を勇気づけるのだと思います。

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今日も長いブログになりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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