アドラー心理学
アドラー心理学の中で、よく出てくる言葉に勇気づけがあります。「困難を克服する活力を与えること」って、本などで読んだ方もいらっしゃると思います。
ちょっと難しい感じ(笑)。分かるような、分からないような・・・。勇気づけって特別なコトバであるイメージをお持ちの方もいるようです。でも。
私たちは、特別なコトバに勇気づけられるのではありません。
勇気づけ
って、例えばどういうことかというと?
先日の夜のこと。長期の出張から夫が帰ってきました。私は仕事をしていました。今、昼は娘と過ごす時間を大切にしているので、夜にパワーが残っている時に(笑)、PCに向かっています。
出張は普段の仕事以上に疲れると分かっているので、温かいご飯と笑顔で迎えて、話も聴きたかったけれど。申し訳ないけど、急ぎでしないといけないことがあったので、PCに向かっていました。
夫がお風呂から上がったときに、ちょうど洗濯機が終わったので、干そうとしてくれていたみたいです。疲れているところ、さすがに申し訳ないし、元々自分でしようと思っていたので、PCに向かいながら「私干すから、置いておいて~。」と言うと・・・
「いいよ、俺が干すよ。優ちゃんだって疲れているから。出張中ありがとね。」
「えっ・・・?いいの?ありがとう(涙)」
私もフルタイムで働いていたずっと前。「朝、洗濯していってくれない?終わったら私が干すから。」と頼んだ時の、夫の返事。
「じゃあ、洗濯物を洗濯機に入れておいてね!洗剤も、もう洗濯機にセットしておいてね!」
つまり、ボタン押すだけの状態にしておいてということですね(^_^;)
イライラ
しました。すっごく(笑)。極めつけに後日、ケンカした時に「朝忙しい時に、洗濯するの、面倒なんだけど!」とまで言われたことを覚えています。
そんな夫が、今では。
夫が出張中に、私が家事育児をするのは、ある意味、当たり前のこと。赤ちゃんがいるんだから、疲れるのも当たり前のこと。
でもそれに、「疲れているんだから」「ありがとう」って声をかけてもらえただけで、とっても
勇気づけ
られました(涙)。
当たり前のことをしただけなんだけど、言葉をかけてもらい、こちらこそありがとうという気持ちになりました。そして、また明日からも頑張ろうという気持ちになりました。
夫はアドラー心理学を学んだこともないし、このブログも読んでいません(読んで感想を教えてねって言ったのにな~(笑))。
でもいつの間にか、変わっていました。
私は夫を変えるために、学んだことを実践したわけではありません。私は努力しているのに、彼が相変わらず変わらないように見えたときは、理不尽に感じたり、負けたように感じたこともありました。
それでも、学んだことをコツコツと実践し続けました。
そうしたら、いつの間にか、夫婦や家族の関係が変わっていました。「私もだけど、お互いに頑張ったなあ」って気持ちにもなりました。どれだけ、ケンカを繰り広げただろう・・・。それでも、
まずは私から、私の大切な人たちを勇気づける♥
勇気づけ
は、日常生活の何気ないところ。当たり前のところにたくさん隠れている「プレゼント」です(#^.^#)
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