コミュニケーション能力を高める~アサーションを使う②~

コミュニケーション能力を高める

 

その方法の一つとして

 

アサーション

 

についてブログを書きました(↓)。アサーションとは、自分も他人も大切にするコミュニケーション、さわやかな自己表現と言われています。

 

https://precious-family.com/blog/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%83%BD%E5%8A%9B%E3%82%92%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BD%9E%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/

 

今日はアサーションをする時のポイントを書こうと思います。

 

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イヤイヤ期サポーターの北村優子です。栃木県宇都宮市で子育てをするママに、「とってもカンタン!アドラー心理学を日常に取り入れて、疲れる子育てから卒業する方法」をお届けしています。

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アサーション

 

日本の学校教育でも注目されています。これは、人とコミュニケーションを取る時には、どんなふうに言葉を選べばいいか?そういう知識も含まれています。

 

家庭内の例で考えてみます。例えば、子供が夜泣きがひどくてママはかなりの寝不足。どうしてもしんどくて今日はパパに夜中起きてもらいたいとき。

 

☑パターン1

「1時間おきに夜泣きして、私がずっと抱っこしていること、同じ部屋に寝ているんだから、当然知っているはずだよね?今日は、あなたが起きて対応してよ」

 

☑パターン2

「仕事で疲れているのに悪いけど、私どうしても今日はしんどくて。。。もし夜中に子供が泣いて起きたら、あなたが起きてくれない?」

 

同じことをお願いするにしても、言葉が違うとずいぶん印象が変わりますね。パターン2のほうがアサーティブな頼み方です。自分がしんどいということを率直に説明して、「仕事で疲れているのに」と相手に寄り添いつつ、お願いをしています。自分も相手も大切にするコミュニケーションです。

(すみません。10月8日(木)にupしたときには、誤って「パターン1」がアサーティブと書いてしまいました!ご指摘ありがとうございました)

 

「あー。面倒くさい。どっちだっていいじゃん。」って思う方もいるかも。うん。ほんとはそんなこといちいち考えてられないですね(笑)。でも多分、時間にしたらすごく短いです。ちょっと意識して、そして言葉にするのに、1分もかからない。1分で家庭が円満になるのなら、ちょっと試してあげてもいいかな?そんな風に思っていただけると嬉しいです(笑)。

 

ここでも大切なのは言葉の根底にある考え方です。考え方を理解してはじめて、より良いコミュニケーションのための言葉が選べるのだと私は感じています。

 

アサーションの根底にあるのは、

 

権利

 

です。

 

その権利を私の言葉で書いてみると、

 

①私は率直に自分の気持ちを言ってもいい。YesでもNoでも、何でも自分の思ったことを言う権利がある。

②相手にも同じように権利がある。相手もYes、No、率直に何でも思ったことを言ってもいい。

 

権利と聞いたとき、いかにもアメリカ的だなあと思いました。権利だなんて、何だか難しそうだし。。。

 

でもこれは、全然難しいことではないんです。

 

ここで質問です。この場面で、ママのあなたはどのように答えますか?

 

ママ「A君。ママ今忙しいから、ちょっとお手伝いしてくれない?お箸をテーブルに並べてもらえるとうれしいんだけど・・・」

A 「いやだ!テレビ見ているから」

ママ「○○○○○○○○」

 

もし、○の部分に、「何わがままを言っているの?テレビはもう消しなさい!何時間見ていると思っているの?」「だったら、もうご飯作らないからね!」「いい加減にしなさい!」「お手伝いしない子は、ママ嫌い!」「お手伝いしないと、将来何もできない子になっちゃうわよ」「何でできないの?録画しているんだから、テレビなんかいつだっていいじゃない!」といった類の言葉が入ったとしたら・・・。

shitsuke

権利

 

②を認めているでしょうか?手伝ってもらわないと、晩御飯が遅くなってしまうと言う現実的な状況は別として、本当なら子供はYesでもNoでも言っていいはずです。が、「絶対にYesであるべき」と、まるで答えは最初から決められているかのような会話です(笑)。いくら、丁寧にお願いしたとしても・・・です。

 

①も②も「当たり前」のようで、実はそれが日常生活に簡単に自然に浸透しているわけではないんだなと感じました。子どもが(時には夫が/部下が/ママ友が)自分の思い通りに動いてくれたら、、、どんなに楽ちんで嬉しいでしょう(笑)。でも反対の立場で、自分が誰かの思い通りに動かなければいけないとしたら、窮屈で息がつまってしまいますね。相手の思い通りに動けない時に、相手に怒られたら、しんどいですよね。押しつけられたようにも感じちゃいますね。Noがすごく言いづらいですよね。

 

私達にYesでもNoでも、率直に何を言ってもいい権利があるのと同じく、相手も権利を持っています。

 

アサーション

 

の「何を言ってもいい」という部分については、また次回に続きます!

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10月の「アドラー心理学体験講座@宇都宮」の内容です。

10月のテーマは「自分も相手も大切にするコミュニケーションの取り方」です。アドラー心理学だけではなく、上記のアサーション、またカウンセリングのスキルも織り交ぜて、お伝えします。知識もお伝えしますが、実際に「聴く」「話す」の実践練習をたくさんして、日常生活に生かせるようにします。

グループワーク1

日 時:10月15日(木)10:00~13:00

10月29日(木)10:00~13:00

※12:00からはお子様も交えたランチミーティングです。Slow café mikinokoさんが、心も体もほっこりするメニューを考えてくださっています。

※託児もご用意しています。お問い合わせください。

会 場:コラボモール本店

栃木県宇都宮市西川田本町2-6-18

人 数:6名限定

参加費:1,000円(ランチ付き)

申込み:HP内のフォームよりお申し込みください。

https://precious-family.com/contact/

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