コミュニケーション能力を高める~アサーションを使うその①~

コミュニケーション能力

 

どこに住んでも、社会の中で人と関わりがある限り、必要なものですね。

 

職場で。地域で。子供の幼稚園や保育園で。公園で。

 

社会の一番小さい単位は「家庭」と言われています。家庭内でもコミュニケーションは大切ですよね。

今回は、コミュニケーションの一つとして、アサーションについて書こうと思います。

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イヤイヤ期サポーターの北村優子です。とってもカンタン!アドラー心理学を日常生活に取り入れて、疲れる子育てから卒業する方法をお届けしています。

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私がアドラー心理学に出会ったときの感想は、シンプルで理解しやすい。日常生活に取り入れやすいというものでした。習ったことを取り入れていくうちに、日常生活が変わっていくのを感じました。過ぎ去ってみれば、「あれ?そんなことに悩んでいた時期もあったっけ?」という感じすらしました(笑)。

 

が、1つだけ。習ったことをその通りに実践したつもりだったのに、どうにもならないことがありました。

 

それが、夫とのコミュニケーション(;´д`)特に彼にサポートをお願いすること。それを受け入れてもらうこと。

 

人にお願いをするときは「○○して!」ではなく「○○してもらえると嬉しいんだけど」のように頼むと良いと習いました。

 

多分それで大丈夫な関係もあると思うのですが、うちの場合は一筋縄ではいかないということだったのでしょうか(笑)。

 

習ったその日からすぐに実践したのに、なんだかうまくいかない・・・(^_^;)別に私は、ソファに座ってお煎餅をかじりながらテレビを見て、何かを頼んでいるわけではなく、あれもこれも抱えながら、テンテコマイで、どうしてもできないことを夫に頼んでいるだけ。それなのに、断られたりするとイライラしました。

とりあえず、そのお願い口調を続けてみましたが、1年経ってもモヤモヤはうまく解消されませんでした。

 

そこで、別の勉強をすることにしました。すごく役に立って良かったのが

 

アサーション

 

のトレーニングでした。これは、自分も相手も大切にする自己表現さわやかな自己表現と言われます。アメリカで開発された、コミュニケーションについての考え方とスキルです。

 

概念を理解するために必要なので、歴史を簡単にご紹介します。

 

どこの国にも差別はあると思いますが、アメリカにいるアフリカ系の人たち、女性、性的マイノリティの人たちは、不平等、不公平の中で生活をしてきました。差別を受けて行き場のなくなった人たちがある場所に集まり、そこが暴力的な場となり、治安が良くない地域が出てきたという話もご存知かと思います。怒る、脅かす、暴力を使うという自己表現がたくさんされている状態でした(もちろん、「アフリカ系の人全員が」という意味ではありません)。

 

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それが、1960年代から始まった差別撤廃運動などを経て、だんだんと「平等」「公平」の方向に歴史が動いていきます。ただし、急に「平等」「公平」となっても、実生活でどのように平和的に自己主張をすればいいのか戸惑いますよね。暴力的でない自己主張、平和的な自己主張について、彼ら自身が考える必要が出てきたとされています。

 

そこでこの

 

アサーション

 

のトレーニングが広まることになりました。自分も相手も大切にしながら、コミュニケーションをするトレーニングです。

 

このように、アサーションの根底には「平等」「公平」などがあり、この考え方がとても大切となります。

 

アドラー心理学

 

とも共通点があると私は思いました。アドラー心理学では、「横の関係」が大切とされます。例え、それが親と子であってもです。年齢は確かに親のほうが上ですが、アドラー心理学では全ての人間関係を、上下ではなく、横の関係と考えます。

 

立っている大家族のイラスト「親子三代」

この「平等」「公平」「横の関係」という考え方を理解してはじめて、アサーションのスキルが生きてくると思います。逆に言えばそこを大切にせず、「人とコミュニケーションをとるときは「○○」と言えばうまくいくんだ~」とスキルだけを学んでも、人間関係を良好にするようなコミュニケーション能力は身につけにくいと私は思っています。夫にサポートをお願いしてもうまくいかなかったのは、私自身の理解が浅かったためだとあとになって気づきました。

 

アメリカでの暴力的な自己表現というと、自分とは関係ない世界の話のように思われるかもしれないけれど・・・

 

・もしかしたら仕事のメールだったのかもしれないけど、携帯ばかりいじっている夫を必要以上にヒステリックに責めたり

・「言うこと聞かないならご飯をもう作らないよ!」と子供を脅かしたり

・下の赤ちゃんを叩いた上の子の手をぴしっと叩いて叱ったり

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そんな平和的でないコミュニケーションは、普通の家庭内にも起こりうることだと思います。100%は無理だけれど、できれば優しいママ、優しい奥さんでいたいな~。そんな風に思ったとき、

 

アサーション

 

が役立ちます。

 

長くなったので、続きはまた次回のブログで(´∀`)

 

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10月のアドラー心理学体験講座のご案内です。(詳細はこちらhttps://www.facebook.com/events/1476933562609196/)

10月のテーマは「自分も相手も大切にするコミュニケーションの取り方」です。アドラー心理学だけではなく、上記のアサーション、またカウンセリングのスキルも織り交ぜて、お伝えします。「聴く」「話す」の実践練習がたくさんある回になります。

今回も、mikinokoさんにランチボックスをお願いしています。ほっこり+心も身体もポカポカメニューを考えてくださるそうです。

 

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日 時:10月15日(木)10:00~13:00

10月29日(木)10:00~13:00

※ 12:00からはお子様も交えたランチミーティングです。

※ 託児もご用意しています。お問い合わせください。

会 場:コラボモール本店

栃木県宇都宮市西川田本町2-6-18

人 数:6名限定

参加費:1,000円(ランチ付き)

申込み:HP内のフォームよりお申し込みください。

https://precious-family.com/contact/

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