北村優子
言語教育カウンセラー。9歳、2歳の2児の母。
19年間、大学などで4000コマ以上の授業を担当。国内、海外で、のべ数千人の学生の教育に携わる。出産後、小さい子どもを預けて働くことの罪悪感に悩み、“亭主関白”を理想とする夫との意見の食い違いで夫婦喧嘩が絶えない時期が2年も続く。
これを何とかしようと、カウンセリングやアドラー心理学を学び、険悪な夫婦関係が一気に改善。
子育ての罪悪感も解消する。また、これまでずっと「No」が言えなかった自分も変えようと自己も他人も尊重しながら意見を伝えるアサーションも学び、全ての人間関係が劇的に変わる。そして、これらの経験と学びが「働きながら子育てする女性」全てに役立つと思い、プログラムを体系化する。
現在、宇都宮大学、拓殖大学にて言語を教える非常勤講師の他、行政や病院で、教育関係者、対人援助職などを対象に、アドラー心理学、アサーションのコミュニケーション講座や研修を担当。
個人クライアントには、教育関係者、士業、セラピスト、講師など、キャリアを持つ母親が多い。「専業主婦のストレスから解放された」「ずっとやりたかったカウンセラーの仕事に就けた」など、家族を大事にしながら好きな道に進めたという声多数。
今後もキャリアを持つ女性が、家庭も仕事も大切にしながら活躍できる社会をつくることが目標。広島大学大学院教育学研究科言語文化教育学専攻(教育学修士)、産業カウンセラー、マインドマップアドバンスプラクティショナー、アドラー心理学勇気づけトレーナー
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主な実績
など
メディア出演
CRT 栃木放送「鈴木智のとちぎのげんき」出演
http://www.crt-radio.co.jp/blog/664
著書
『日本語能力試験N1文法 スピードマスター』
【執筆中】アドラー心理学を作文授業(対話的・主体的学び、いわゆるアクティブラーニング)に取り入れたテキスト
現在取り組んでいる研究
平成27年度、公益財団法人 日本漢字能力検定協会の助成を受け、研究に取り組む。(プロジェクト名「仲間と創る授業プロジェクト」)
本研究における北村の担当
- 大学授業におけるアドラー心理学およびアサーションと取り入れた授業デザイン
- カウンセリングスキルを用いたPAC分析、インタビュー調査
研究結果をもとに、2017年度より、学校教員向けアドラー心理学ワークショップを開催。
主な論文・報告書
- 日本語学習者の読解に関する研究 – 中心文抽出と文章理解の観点から -(修士論文)
- 「学習者のために」を追い求めたアクション・リサーチ – 地域の日本語教室における1回完結型授業の試みを通して」
- 「日本語学習者の読解に関する研究 – 中心文を見つける力と文章理解度に注目して – 」
- 「理工系科目で活用できる作文能力の育成を目指した授業について」
- 作文授業を改善する実用的なアイデア教材の開発 – 日本語教師・日本語学習者の意識調査をもとに
主な発表
- 留学生と日本人の円滑なコミュニケーションのために
- ピア・レスポンスに対する日本語教師の意識 – 質的データから –
略歴
広島大学大学院教育学部研究科博士課程前期修了(教育学修士)
福山YMCA国際ビジネス専門学校講師、広島市立荒神町小学校非常勤講師、拓殖大学非常勤講師(スランゴール州立大学勤務)、国際交流基金日本語教育専門家(マラヤ大学勤務)、芝浦工業大学短期プログラム講師など
資格
- アドラー心理学勇気づけトレーナー
- 産業カウンセラー
- マインドマップアドバンスプラクティショナー など