信頼関係を築く

アドラー心理学では人間関係に欠かすことができないものに信頼をあげています。アルフレッドアドラーの言う「信頼」について書いてみようと思います。

 

皆さんはどんなときお子さんを信じられますか?

 

子供が約束を守ったとき?ママの言うとおりに動いてくれたとき?他のお子さんより何かが優れていたとき?

 

では反対に、どんなときにお子さんを信じられなくなってしまうでしょうか?

 

子供が約束を破ったとき?うそをついたとき?ママの言うことを聞かないとき?何をやってもダメなとき?

 

アルフレッドアドラーの言う信頼は、

 

○○だから信じる。✖✖だから信じない。

 

ではありません。これは○○という条件を満たした時にだけ、子供を信じるということになりますよね。アドラーは、無条件に信じることを「信頼」と呼んでいます。そして、人間関係で絶対に必要なことであると言っています。

 

でもね・・・。

 

今日はお菓子買わないって約束したのに、結局スーパーで「買ってほしい」と大泣き(^_^;)

あと10分でテレビ消してお風呂入るって言ったのに、いつまで経っても消す気配なし(;>_<;)

 

「そんな状態のうちの子を信じられるわけないじゃん」という声も聞こえてきそうです。

 

自分のことに置き換えて考えてみるとどうでしょうか?

 

お友達があなただけを信じて、自分の辛い悩みを打ち明けてくれました。それを他人にばらして噂話のネタにしようと思うでしょうか?

あなたを信じて、保育園の父母会の人が大金を預けました。そのお金をごまかしてちょっとだけ拝借しちゃおうと思うでしょうか?

上司があなたを信じて、大きなプロジェクトを任せてくれました。適当に取り組んでいればいいやと思うでしょうか?

 

私を信頼してくれたことが嬉しい。だからその信頼に応えようと思いませんか?

 

「○○する⇒だから信頼する」のではなくて、逆なのかもしれません。「信頼してもらう⇒だから信頼に応えようと○○する」ではないでしょうか。

 

今、さくら市ミュージアムに

 相田みつを美術館

から、相田みつをさんの作品が来ています。みつをさんは、栃木県出身なのですね。また、孤高の人と思われがちだけれど、お子さんもいらっしゃり、PTA活動も熱心にしていらっしゃったそうです。

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ミュージアムにはお子さんをテーマにした作品や、お子さんのために作られたものが飾られていて、どれも愛に溢れて素晴らしいものでした。

 

その中に「欠点まるがかえで信ずる」という作品がありました。

 

横には、みつをさんの息子さんで、美術館の館長さんでもある相田一人さんの説明が添えられています。「子供の良い面だけを信じ、悪い面は信じない。そうではなく、父(みつをさん)は、欠点も含めて私を肯定してくれていた」といったことが書かれていました。

 

息子さんを信頼されていたのですね!たくさんある作品の中で私は、これが1番心を打たれました。

 

子供の良い面・長所⇒嬉しい。褒める。愛する。

子供の悪い面・短所⇒嬉しくない。叱る。励ます。愛さない。

 

そんな条件付きの「愛」ではありません。いいところもそうではないところも含めて、大切な我が子。無事に生まれてきて、そこにいてくれるだけで愛おしい存在。

 

そう思うと、今日1日元気いっぱいでいてくれたお子さんに勇気づけができそうです。「今日も元気いっぱいだったね!」と。特別なことをしたときだけでなく、むしろ当たり前に見えることにこそ勇気づけの言葉がけをすることが大切なんだと思います。そしてその究極の当たり前のことというのは、”今日1日ここにいてくれたこと”なのだと思います。

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来月、アドラー心理学体験講座を開きます。9月のテーマは「苦手なこと・できないことにアドラーの”魔法”をかける」です。ランチ付きの体験講座となっていますので、ご興味がありましたら、HPをご覧ください。