こんにちは。北村優子です。
11月になりましたね!
今週、大学に行ったとき、
学内にある、私の大好きな銀杏並木が
色づいていることに気付きました。
その大学で私が担当する学生さんは
みなさん理系なのですが、
理系文系問わず、国語力(日本語力)は、
絶対に必要という話になったんです。
算数も、文章が読めなければ
解けませんよね。
(何をもって国語力というかは、
長くなるのでまた別の機会に)
国語力のベースの一つとして、
今日は漢字についての記事です。
あなたのお子さんは、
漢字は得意ですか?
漢字に苦手意識があると、
やがて、国語そのものにも
苦手意識が生じたりします・・・。
あなたのお子さんは、なぜ漢字が苦手なのか?
3つ可能性を挙げますね。
何のために覚えるか分かっていない。
何のためという目的が分かっていないと、
・とりあえず宿題をチャチャッと終えることが目的になっていたり
・10回やみくもに書くだけで、覚える意識が薄かったり
・先生に怒られないよう宿題をすることが目的になっていたりします(笑)
それ、本来の目的と違いますよね(笑)。
勉強方法が適切ではない。
目的が分からないと、
一見宿題をちゃんとしているように見えても、
勉強方法が適切ではないかもしれません。
それこそ、やみくもに書くだけだったり(^_^;)
覚えると言っても、漢字ドリルを
ちょこ~っと眺めておしまい!
ってお子さんのケースもありました(笑)。
ちなみに、私は、教師生活の約20年で、
見るだけで漢字が書けるようになる学生には、
1人しか会ったことがありません。
繰り返しが足りない。
あなたも、短期記憶、長期記憶って
耳にしたことがあると思います(^_-)-☆
漢字を使いこなす(習得)には
長期記憶にないといけないです。
(特に学期末のまとめテストができないのは、
長期記憶に残っていないから!)
長期記憶に貯蔵するには、
繰り返しが必要
と言われています。
こんな可能性を考えた上で、
お子さんをサポートするために
どんな言葉をかけるか?デス。
「勉強しなさい!」ではないですよ~(笑)。
漢字が好きになる魔法の声かけ
「本当に漢字が苦手なのかな?」
お子さんをよく観察して、
話してみると、
上で書いたように、
勉強方法が適切でないことも
けっこうあるんです。
だから、お子さんに
「本当に苦手なのかな?勉強の方法が少し違うだけかもしれないよ。」
「苦手じゃないと思うよ。勉強方法を少し変えたらできると思うよ。」
って声をかけてみます。
「苦手って思い込むのはもうちょっと待って!」
ということ(^_-)-☆
どんなにいい勉強方法や問題集があっても、
本人の「漢字は嫌!」って感情が
変わらなければ、効果は出にくいです。
漢字ができたらどんないいことがある?
それから、
「漢字ができたらどんな良いことがある?」
と聞いてみます。
名前
みたいな答えが返ってきたりします(^_-)-☆
ここは、どんな答えであれ、
お子さんが自分で立ち止まって、
考えてみることが重要!
漢字って、その他にも、
こんなことが挙げられます。
文章を分かりやすくする。
Q:「にわにはにわにわとりがいる。」
これは何でしょう?
・ ・ ・
・ ・ ・
・ ・ ・
A:「庭には二羽鶏がいる。」
ですね(^_-)-☆
漢字がないと
切れ目が分かりにくくなるんです。
ひらがなばかりの文章は、
幼稚に見えるので、
将来モテないかもしれませんし(笑)。
漢字が違うと意味が”とんでもない”ことになることも!
もし、ラブレター❤をもらったとして、
「僕の目はあなたに釘(くぎ)づけです」
という情熱的なラブレター❤
・・・のはずが
「僕の目は〇〇さんに針(はり)づけです」
と書いてあったら・・・
興ざめですよね?(笑)。
(これ、実際に友達にいたんです!笑)
読める漢字が増えれば、
本ももっと読めるようになるとか、
基本的な漢字が読めないと、
そもそも生活に困ることもあります。
つまり、正しく
読んだり書いたりできるようになるために
(習得するために)
私たちは漢字を勉強します。
だから、繰り返して覚えることが必要…。
早く終えて公園行くためでも、
先生に怒られないためでもありません(笑)。
一緒にやってみない?
本来、勉強は、
子供が取り組んで解決する課題。
親は、それを見守る立場ですね。
でも、それは、
放置とは違うと思います。
強制はしないけれど、
お子さんがのってくれば、
一緒にやってみるのも、効果的(^_-)-☆
例えば、あるお子さんは、
「場」という漢字を
何度も間違えるということだったので、
・町を歩いているときに「あそこに◎◎工場って書いてある!」と看板を見つけたり、
・病院の待ち時間に「工場って書いてみて~」とクイズ出したり、
ポイントは、お母さんの側で、
お子さんが間違えやすい漢字を把握しておき、
ちょっとした時に
何度も繰り返して目にしてもらうこと。
ある程度習った漢字が多くなってきたら
名前
「泳」の「シ」は水が関係しているんだね~。
他にはどんなものがある?
なんてクイズもおもしろそうですね。
家なので、漢字の“授業”ではなく、
むしろ、気楽な遊び感覚が
私はおススメです。
いきなり漢字好きになった!
あるお母さんから、
「一緒にちょこっと取り組んだだけで、
勉強面、娘との関係がすごく変わった」
という嬉しいご報告を
いただいたことがあります。
勉強面での変化
その娘さんの場合は、
勉強方法が分かっていなかったようで、
勉強方法を変えて、とりあえず
小テストが毎回100点になるまでに、
1か月もかかりませんでした。
お母さんは
名前
と言って、
娘さんは、すっかり気を良くした模様(笑)。
スポーツの勝ち癖のようなもので、
「私、ずっと100点取りたいな~」って
言い始めたそうで、
3回小テストを受けたあたりから、
娘さんが
◎自分から漢字の勉強するようになった
◎漢字問題集が欲しい!
と言ったそうです。
急に勉強の姿勢が変わったことに
びっくりされていました。
まあ、子供なので、
飽きちゃうことも
あるかもしれないけど(笑)。
そこは、
「買ったからにはやり遂げなさい!」
と目くじらを立てないで…。
あなたも、英語のDVD買って、
封を切っていないって経験
ありませんか?
私は、高校時代、進研ゼ〇を取っただけで、
ど~っさりと溜めていました(笑)。
でも、少なくとも、「勉強しなさい!」と
怒鳴り散らしていたとき
より、何十倍も、
娘さんが
やる気にも自信にも満ちている。
自分は漢字が苦手なんじゃない。
国語ができない子なんかじゃない。
って自分で分かった!んです❤
「成績を気にしていたけれど、それより子供の精神的な成長が嬉しいです。」
とおっしゃった、
お母さんのさわやかな笑顔を見て、
私は泣きそうになりました。
こんなふうに、お母さんがまずは、
自分の心を整えて、
夫や子供との関係も明るくなって、
そして、
お子さんには学ぶことが好きになってほしい!
これが、私が届けたいことなんだよね!
と思いました。
2人の関係の変化
日常のささいな時間を通して、
親子関係がぐっと近づいたことも
肌で感じたそうです。
実は、その娘さんは、
年の近い3人きょうだいの一番上。
2歳から「お姉ちゃん」
という立ち位置でした。
アドラー心理学では、第1子は下の子に
自分の【王座を奪われた】と感じる
と言います。
お母さんが忙しいことも分かっているから、
なかなか素直に甘えられない…。
ついヘリクツやかわいくないことを
言ったりして、お母さんとぶつかって
大ゲンカになっちゃう。
本当は、娘さんも
振り向いてほしいだけなんだけどね。
でも、
お母さんが自分だけのために、
ほんの5分でも時間を割いて
一緒に勉強してくれた。
それが、
と~~~っても嬉しそうだったそうです。
お母さんだって、
上の子がかわいくないはずはないし、
手をかけてあげられなくてごめんって
思っていたりしますもんね。
一緒に勉強することって、
成績がどうとかではなく、
楽しいコミュニケーション
だったりもします。
そうやって、
大切な基礎力を養いながら、
お母さんと娘さんとの関係がグッと深まった
って素敵なエピソードでした。
単純に、
「◎◎と言えばテストの点が良くなるよ!」
ってことではないんです。
大切なのは、その言葉の根底にある
あなたのあり方!お子さんとの関係❤
普段から、いい関係が築けているからこそ、
言葉も生きてきますよね❤
先日ご案内した個別相談では、このような
お子さんの勉強の悩みも含め、
子育ての悩み、キャリアの悩みなどなど
あなたのお話をお伺いします。
夜に、スカイプで話したいという
お問い合わせはいただきましたが、
対面の枠は、きれ~いに
4席のまま残っております(笑)。
ご興味ある方がいらっしゃいましたら、
お茶を飲みながら
一緒に解決への1歩を踏み出しませんか?
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