アドラー心理学
今、ブームのようですね。私の周りでも、本を読まれたという方は多いです。よく聞くのが
『嫌われる勇気』
です。私も一気に読みましたし、アドラー心理学について何かおもしろい本がないか聞かれて、オススメしたことがあります。
本を通して、色々な知識をお持ちの方も多いのですが、それでも本で読むのと体験するのではまた違いますので、「アドラー心理学」というものを知っていただくために、また「北村のやり方」というものも知っていただくために、9月から11月まで『アドラー心理学体験講座』を開いています。
私は講座が終わってそれっきりではなく、フォローアップもさせていただいています。学べば学ぶほど新たな疑問も湧いてくるし、講座では納得したつもりが、家に帰って「あれ?」と思うこともあるかもしれないと思うからです。フォローアップも丁寧にしたいので、少人数開催にこだわっています。
そのフォローアップのやり取りをさせていただいたAさんから、嬉しいメールが届きました。
「”ある人”とどうしても話し合いたいことがあるのだけど、その”ある人”がけっこう感情的な方で、聞く耳を持ってもらうことができず、なかなかコミュニケーションをうまく取ることができない」とお悩みだったAさんです。
「どうしたらいい?」というご質問に対し、私は悩んだのですが、Aさんはご自身で考える力をお持ちの方だと思ったので、Aさんを信頼してこうお答えしました。
「一緒に学んだことを生かして、解決策をご自身で考えてみませんか?考えられたことをまた教えていただけませんか?」
本当を言うと、私の中で、「ちょっときつくなかったかな?」「突き放されたと思っていないかな?」という気持ちが、全くゼロというわけではありませんでしたが・・・
しばらくしてAさんからこんな嬉しいメールをいただきました。(許可を得て、掲載しています)
「自分なりに考えてみましたが、いかに自分が感情的に”ある人”に話をしていたかということに気がつきました。 自分が感情的にしか伝えていないから相手も感情的になってしまうのかな、と感じました。」
私はこれを読んだとき、とっても嬉しい気持ちになりました!!
そうなんですよね。”ある人”が確かに感情的な方だったとしても・・・”ある人”が悪い!と思っている限り、現状を変えることはなかなか難しいのではないかと思います。だって、他人を変えるのはとても難しいことだからです。現状が良くなるかどうかは”ある人”次第。つまり、”ある人”が問題解決の鍵を握っていることになります。
でもAさんがご自分と向き合ってみて、「自分も感情的に話をしていたんだなー」と気づいた時点で、現状を変える「鍵」はAさんが握ったわけです!!気づいただけで、何歩も前に進んだことになると思いました。
「自分も感情的に話をしていた」ということを認めること自体も、精神的に成熟しているからこそできることだと思います。人のせいにしていたほうが楽だからです(^_^;)
(↑鍵は1個だけとは限らないので、複数の鍵のイラストです(#^.^#))
ご質問をいただいたとき、ご質問内容によっては、もちろんすぐにお答えしているものもあります。私が答えを言ったほうが手っ取り早くて親切なんだろうけれど、「ご自身で考えられたほうがいいかな?」と思ったときは、まずはご自身で考えていただくことをご提案しています。ご自身なりの答えを見つけたほうが何十倍も日常生活がハッピーに変わるスピードは早いのではないかと思うからです。
Aさんからのメールはとても嬉しいものでした。講座を開かせていただいている私に対しての、何よりの勇気づけです♥♥本当にありがとうございます♥♥
明日の『アドラー心理学体験講座』は、おかげで満席をいただいています。明日もとても楽しみにしています(´∀`)
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