食育
食育は最近よく耳にする言葉ですが、食べ方の教育、栄養の教育ということだけでなく、もっと大きな意味があります。
JFCS食育研究所の定義によると、食育とは「食を通して、人間として生きる力を育む」だそうです。
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イヤイヤ期サポーターの北村優子です。栃木県宇都宮市で「とってもカンタン!アドラー心理学を日常に取り入れて、疲れす子育てから卒業する方法」をお届けしています。
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今日は食事について、書いてみたいと思います。
食事の悩み。
子供が野菜を食べない
その他にも、「座って食べない」「遊びながら食べる」「好きなものだけ食べる」などなど(^_^;)
子供のためにママが食事を作るのは、当たり前のことのようで、実は当たり前じゃありません。毎日メニューを考えて、食事を作るのはとても大変なことですよね。おいしく、楽しく食べて欲しいという愛情から作っています(^ω^)健康に育ってほしいという気持ちもこもっています。まして、食事に関して不安点があると、子供に何とか食べてもらおうと更に工夫もしますしね。
一生懸命作っているもの。だから、きちんと食べてもらわないとすごくがっかりしますし、続くとイライラします。
イライラして、最終的に「食べなさい!」と叱ることだってあると思います。「食べないなら、もう作らないからね!」とおどかしてしまうことだってあると思います。
でも自分の立場で考えてみるとどうでしょうか?
食卓に機嫌の悪い誰かがいて、自分が食事している姿をイライラしながら見ているとすると・・・。
いや、もう本当に気分が悪いです(笑)。
どんなに栄養バランスが優れていても、手のこんだかわいい食事でも、そういう食卓が続くと豊かな人間性を育むのは難しいんじゃないかと思います。
でも本当にイライラしますよね。せっかく作ったのにたくさん残されると。こっちは食べて「オシマイ」じゃなくて、洗い物だってしなければいけないのに、ダラダラ食べられると。
そういう時って、私たちの視点は「今、この瞬間の子供」だけに向いていると言えるかもしれません。
「子育ての視点」を遠くに持つことも大切だと言われています。
あなたの大切なお子さんが20歳になったとき、どういう人になっていてほしいでしょうか?
お友達を大切にする人?周りから愛される人?仕事でばりばり頑張っている人?
「お友達を大切にする人」になってほしいために、私達が日々、子育てをするとします。
と考えると、今日の今この瞬間に
子供が野菜を食べない
または、遊びながらご飯を食べている。これらがどんな風に感じられますか?
今日、野菜を食べないからと言って、将来お友達を大切にできない人になるわけではありません。ダラダラ食べたからと言って、お友達を大切にできない人になるわけではありません。
私はこの考え方を知ったとき、ラクになりました。イライラが減りました。「今日こそ、絶対食べさせなければ」というプレッシャーも減りました。
余裕がちょっとだけ増えたママと一緒の食卓♬それは、お子さんにとって、特別な時間になりそうです。
「早く、食べなさい(╬゚◥益◤゚)」「全部、食べなさいヽ(`Д´)ノ」だったのが、「え~。ママ、Aちゃんのために一生懸命作ったんだからさあ。食べてよぉ。」となる日がでてくるかもしれません。
そしてもう一つ。この長―いブログを最後まで読んでくださった方へのプレゼントとして、アルフレッド・アドラーの視点をご紹介します(笑)。
アルフレッド・アドラーは
「人は注目された行動が増える」と言っています。
子供が野菜を食べないこと、遊びながら食べることに目くじらを立てて注目していると・・・
野菜を食べない、遊びながら食べるという行動が増えてしまうのです(^_^;)
じゃあどちらに注目すればいいかと言うと、カンタンですね!
食べたことのほうに注目して勇気づけします。多分、一口も食べていないわけじゃないですよね?少しだったにしても、好きなものなら食べているってことがほとんどじゃないでしょうか。
「おいしいねー。」「おっ、お野菜、一口食べられたじゃん!」「じゃあもう一口いっちゃおう!」私はよく子供に決めさせます。「あと何口食べる?」もっと小さい時は「2歳だから、あと2口食べてみよう♬」なんて言っていました。
ただし、食事中の勇気づけもほどほどに。書いたとおり、自分の食べている姿を逐一観察されているのは、お子さんにとってもプレッシャーでしょうから(笑)。
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9月17日(木)、9月24日(木)の「ランチ付き アドラー心理学体験講座」。いずれもあと少しだけお席があります。写真は当日食べていただく、ランチボックスの試作品。mikinokoさんが、講座に来てくださる方は女性、子育てのストレスを軽減するようビタミンの多い食事をということで、この講座のために考えてくださったものです。ただ食事を作るだけでなく、食べる人の心身を考えて作ってくださるmikinokoさんのお気持ちが本当に嬉しかったです。私も、かなり楽しみにしています。
興味を持ってくださった方は、HPからお申し込みください。
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