夏休み、終盤ですね!
終盤あるある(?)のお悩み。
「早く終わらせれば楽なのにな~」
「その感想文、的外れ・・・(^_^;)」
など、親も、モヤモヤしたり、バトルになったり。
今日は、夏休みの宿題が終わらないときの
私たちのあり方、言葉についてです。
どんな答えも正解!
昨日は、
【なりたい自分になる魔法の質問講座】でした。
台風で延期したため、来れなかった方もいたけれど、
(ただ、当日台風は来ませんでしたが(^_^;))
6名のお子さんが来てくださいました❤
今回、年中さん(!)~小3と、比較的
年齢が低いのもあってか、ほのぼの❤
かわいくて、癒されました。
この講座は、私の質問に答えてもらうスタイルですが、
約束があり、その1つが、
どんな答えも正解!です。
答えには、大きく分けて2種類あります。
①答えが決まっているもの。
②答えが決まっていないもの。
①答えが決まっているもの
・1+1=5
・暗号(くらごう)
これはダメですね(笑)。
②答えが決まっていないもの
・どう思いますか?
・意見を教えてください。
これは、答えが無限にあります!
工作や読書感想文はどちらのタイプ?
それは、②ですよね。
答えが決まっていないもの。
にも関わらず
・ ・ ・
・ ・ ・
・ ・ ・
「そうじゃないでしょ!」
「ここは、赤を塗らないと!」
「おもしろいって書けばいいでしょ!」
と、”答え”を言っていませんか?(笑)。
それは、お母さんの答え。
本人の答えではありません。
手出し口出しによる3つの弊害。
お母さんが、手出し口出しすることによる弊害を
今日は、3つご紹介します。
1.考える力が奪われる
2.言われなければしないようになる。
3.大人の顔色を窺うようになる
それぞれ、見ていきますね。
1.考える力が奪われる
大人が”答え”を言っていると、
子どもは自分で考える機会を奪われます。
元々持っている豊かな発想力、想像力、
それが発揮できなくなります。
昨日の講座でも、
「お友達との共通点は何?」と質問すると、
・下着を着ていないこと!
なんて、大人には全く想像つかない答えが(笑)。
それで、大笑いして、アッ!という間に仲良くなり。
(休憩中、ホワイトボードにお絵描き。これ、初対面です。)
大人に同じワークをしても、こんな発想はありません(笑)。
考える力を奪わないは、
考える環境を与える
ということです。
言語や心理の研究では、足場作り(スキャフォールディング)
とも言われています。
私も、口出ししたほうが早いと感じたことはあります(笑)。
でも、ぜひ、考える環境を子供に与えたい!
そのほうが子供が伸びるから!
2.言われなければしないようになる
「言われる=する」のスタイルが身につくと、
同時に
「言われない=しない」のスタイルも身につきます。
お子さんが言われなければ行動しないとか、
言われた通りにしか動かないとかで、
イライラ、カリカリ、モヤモヤするとき。
ずっと親が言っちゃっていたのかも?
私も、完璧にはできていないところがあり、
日々、心がけているところです。
3.大人の顔色を窺うようになる
これは、教育現場にいて、実は根深いものを感じます。
私の現場は大学ですが・・・
大学生でもありますね。
「こう言っておけば、先生OKくれるかな」
「こう書けば、先生が満足しそうだな」
自分の意見を述べる場(小論文、ディスカッション)でも、
自分の意見ではなく、
教師の満足しそうな
「優等生」的なことを述べる。
日本もそうですが、比較的、親や教師の力が強い東アジア圏に
この傾向は強く見られます。
小学生の作文でも、その視点から読んでみると、
「本当に、そんな優等生なことを考えている?(^_^;)」
と感じたりします。
私は授業では、私(教師)の満足するものではなく、
あなたが考えたことを表現してほしい。
繰り返し、そう伝えますが、小さい頃から身についているので、
ちょっと時間もかかるし、慣れないんですよね。
オリジナリティあふれる考えを表現するためには、
ダメだし、手出し、口出しをされない
安全な環境が必要。
です(^_-)-☆
「手出し口出ししなければ終わらない」と
感じることもあると思います。
そんな時は、あり方や言葉をこう変えてみると…
それだけでも違うのではないでしょうか。
子どもの力を信じるということですね。
講座で、お子さんを見守ったお母さんたち。
ママA
ママB
そんなご感想をいただきました。
私たちが思っている以上に、
子供は考える力があるんですよね❤
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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