秋の深まりを感じますね!
暑かった夏が、すっかり遠くに感じます。
夏休み。我が家では、毎年、
宿題の読書感想文が最後のほうに残っているのですが、
あなたのお子さんは、夏休みの感想文は
うまく書けましたか?
お子さんの読書について、お悩みはありますか?
読解力は、言語力の中でも大切な要素。
元々本が嫌いな子なんていないとさえ言われているのに、
なぜ、本が嫌いな子が出てくるのでしょうか?
目次
子どもが本嫌いになる、親の声かけ。
子どもが選んだ本について、批判的なコメントをする。
名前
名前
もちろん、良かれと思ってなんですよね(^_^;)
ただ、親の求める”厚い本”や、いわゆる”良書”は、
本人の興味・関心がある本とは限らないです。
【1年生におススメの本】などもありますが、
それはあくまで目安。
本人が理解できる本とも限りません。
これらの声かけに欠けているのは、
本人の選択・自己決定を尊重する気持ち。
人は自分で選んだものでないと、
なかなか好きになれないのではないでしょうか。
読書を強制する。
名前
名前
好きな時に本を読むという自然な流れではなく、
強制をすることで、本嫌いになります。
読んだ後、感想を求める。
名前
ちゃんと読めているか気になって、
質問したくなる気持ちもよーく分かります(笑)。
感想文を書かなければならない時は、
尚更ですよね。
でもたいてい、返事は、
「おもしろかった…」「良かったよ…」
ではないでしょうか?
煮え切らない返事の子供にイライラしてきて、
「どこがおもしろかったの?」「具体的には何が良かった?」と
いつのまにか問い詰めていたという話も少なくありません。
実は、日本では当たり前の(?)読書感想文ですが、
これは、他の国にはない課題だそうです。
また、本を読んで何かを理解したり、感じたりする能力と、
人に分かりやすく説明するのは別の能力。
たとえ、物語の世界に入り込んで読んでも、
感想をうまく説明できないことはあるんです。
親が問い詰めてうちに、
「読んだら色々答えなきゃいけないから面倒だな~」
と本が嫌いになる子もいるようです。
大人だって、読書後に毎回感想をきかれるのは
プレッシャーではないでしょうか(笑)。
その他。
声かけ以外でも、例えば、
・本棚の上のほうに子供の本が置いてあり、すぐに手に取れない。
・「もう自分で読めるよね!」ということで、読書は子供に任せっぱなし。
などの環境も、意外な原因として挙げられます。
あなたの子供が本が好きになるきっかけ作り。
環境作りと、一緒に本を読む時間。
あなたのお家の本は、
お子さんがすぐ手に取れる場所にありますか?
目に付く場所にも本が置いてありますか?
また、読み聞かせをしたり、図書館や本屋さんに一緒に行くなど、
お子さんと一緒に「本」に触れる時間はありますか?
私には、実は反省があります。
息子が1年生のときに下の子を妊娠・出産をして余裕がなく、
読書の環境作りをしていなかった時期がありました。
1年生なので、一応もう自分で本も読めるし、
気になりつつそのままに(^_^;)
でも本当は、大人の
ちょっとした援助により
子どもが何かをできるようになる
環境をデザイン
することは教育において、とても重要。
ロゴフやウッドといった研究者は、
その環境作りをスキャフォールディング(足場作り)
と呼んでいます。
何より、この「一緒に」という時間は、
「お母さんが僕のために時間を使ってくれている」
という満足感、信頼感にもつながります。
とはいえ、その頃の私は、体調や、
赤ちゃんのお世話という事情もあったので、
仕方がなかったと思っているんです。
大切なのは、今!
中高生でも読み聞かせは効果的という研究者もいますし、
小学3年生の息子からは、
「本、読んでほしい!」
「寝る前のゆっくりした時間がいいんだよ~」
というリクエストももらっています。
「3年生だから、もう自分で読めるでしょ?」は
禁句です(笑)。
一緒に本の世界に触れたいと思っています。
「知りたい!」を読書のきっかけにする。
絵本も含め、物語や小説など、本はたくさんありますよね。
本は、自分の知らない世界に連れて行ってくれるすばらしいもの。
でも、もしあなたのお子さんがあまり興味がない場合は?
お子さんの好きなこと、知りたいことを
読書のきっかけにします。
例えば、うちの息子は先日、
「運動会のかけっこで1位になりたい!」
「リレーも1位でバトンを渡したい!」
とはりきって、朝練までしていました(笑)。
そして、この本(↓)を熱心に読んでいました。
外出時にも持ち歩き、
内容について友達にクイズを出すほど(笑)。
息子は、走るのが大大大好き!
速く走る方法を知りたかったそうです。
誰に言われなくても、この本は読むんです。
小説や物語を読みなさい!
と強制はしません。
一見、読書と関係なさそうな運動だって、
読む力につなげられる!
そしてこれには、
読んだことを実生活(この場合だと速く走る)と
結び付けられるというメリットもあります。
読書が嫌いな子。
それは、正確には、
”本”が嫌いな子ではなく、
”親が選んだ本”が嫌いな子
・・・なのかもしれませんね(笑)。
そう考えると、
ゲームが好きなお子さんは、まずは、
『ゲーム攻略本』を読んでみる
という方法もありますね。
中身が理解できなければ、攻略できないんですから(笑)。
あくまでこれらは、本が好きになるきっかけ。
いずれ、自分の興味や、自分の世界を超えるような本、
物語や小説などにも触れて、幅が広がり、
どっぷりとその世界を楽しめればと思います。
「どうだった?」と感想を述べさせない。
感想を述べなければいけないプレッシャーで、
本が嫌いになっては本末転倒。
たまには、本を読んだ後に、
「どうやったら速く走れるの?教えてくれない?」
「どうやったら、このゲームは攻略できるの?」
と話のきっかけにするのはいいと思います。
でもそこで、うまく説明できないからって責めたりせず、
あくまで「楽しさ」を損なわないように❤
本が好きになることで得られる未来
そうやって、
などの条件がそろってくると、本来の目的である
人生を豊かにする読書につながると思います。
本来、読書は学力アップを目的としたものではないと思いますが、
副産物として、読書と学力には関係がある
という研究もたくさんあります。
読書の秋。
あなたは、お子さんと一緒にどんな本に触れますか?
今日も読んでいただき、ありがとうございました!
***
「あなたと子供の絆を深める
~読み聞かせをする本の選び方~」
についての動画を配信しています。
ご興味ある方は、Line@にご登録ください。
特典として差し上げています。
Line@では、私北村と、
1対1トークができますので、
ご質問にもお答えいたします。
よろしくお願い申し上げます。
***
コメントを残す