人の役に立つ仕事
仕事に限らず、「誰かの役に立てた」と思うと、嬉しいですよね。特別なことではなく、電車の中で席を譲るとか、そんなことでも「ありがとう」と言われると嬉しいです。
感謝されたことによって、相手の役に立ったと感じることができる、それをアルフレッド・アドラーは「貢献感」と言っています。子供にも「貢献感」を感じてもらうことはとても大切!
貢献と聞いて
社会貢献
のようなものをイメージすると、小さな子供には無理な感じがしてしまいますが・・・。
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イヤイヤ期サポーターの北村優子です。栃木県で子育てをするママに「とっても簡単。アドラー心理学を日常に取り入れて、疲れる子育てから卒業する方法」をお届けしています。今日は、「貢献感」について書きます。
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子供にできる貢献と言ったら、やっぱり
お手伝い
小さい子供が、ママやパパの真似をして、一人前に大人のように振舞っているのはとっても可愛いですね。
ただ、お手伝いしたい気持ちは嬉しいけど、実のところ、かえって時間も手間もかかるし、一人でやったほうがと思うこともあるかもしれません・・・笑
「ママのお手伝いなんていいから、自分で遊んだおもちゃ片付けて!」と言いたくなることもあるかもしれません。家事はパパっと済ませちゃいたいところですよね。
「まだ小さいから、あなたには無理よ」と思うこともたくさんあると思います。
お手伝いって言うか・・・大人から見たら邪魔しているだけになってることも・・・笑
でもここで、もしママの気持ちにも時間にも余裕があって「お手伝い」してもらったら。
子供は、「やった!役に立てた!」という嬉しい気持ちになれます。大人と同じ経験ができたワクワク感。ドキドキ感。達成感。小さいお子さんにとって、家庭内は社会そのもの。
お手伝いが
社会貢献
のような大きなものに感じられるかもしれません。
小さければ小さいほど、手間がかかりますよね。お手伝いしてもらうことで、割ったり壊したり、散らかしたり・・・も多々あります(笑)。
お手伝い
何歳からすれば?
けっこう小さい頃からしたがる子もいますよね。でも、子供が「お手伝い」したがっているときは制止して、本当に大人にとって役に立つ年齢になったときにいきなり「今、忙しいから手伝ってくれない?」とお願いしても、これまでずっとお手伝い禁止で、お手伝いを経験させてもらえなかった子供からしたら、なかなか難しいことかも。その頃には「面倒くさい」という言葉もどこかから覚えてきて、お手伝いのお願いに対して、カチンとくるような返事が返ってくるかもしれませんね(笑)。
大変だけど、小さいときに経験させていると、大きくなってからも進んで、そして楽しんで、喜んでお手伝いしてくれるから、結果的に楽というお話も聞いたことがあります。
先日お友達の5歳のお子さんに会ったとき、たくさんお手伝いをしてくれるのでかなり助かる&びっくりしました!一緒に食事をしているときも、私のお皿に取り分けてくれたり。優しい♪嬉しかったです♪
5歳になると、もう本当に頼りになるシーンもたくさんありました。
もっと小さい頃は、お友達のお世話をして自分のことが後回しだった頃もあったそうです。そんなときに周りの大人が、お手伝いをしたことよりも自分のことができていない点ばかりに目を向けて「友達はいいから、自分のこと先にしなさい!」と叱りすぎていたら、お手伝いの喜びどころか、悲しい気持ちになって、もうやらない・・・となっていたかもしれません。(これをアドラー心理学では「勇気くじき」と言っています)
お手伝いは、「手伝って」→「うん」という流れもいいけれど、「ママ、ボク手伝いたい!やってみたい!」→「ありがとう。じゃあお願いね!」という流れのほうが貢献感が感じられそうですね。
また、いくら子供がお手伝いしたいからと言って、何もかも子供の言うとおりに任せて、後でママが大変な目にあう(T_T)・・・では、ママのほうも続かないので、子供の発達に合わせて、レタスをちぎってもらうとか、そういう小さいことで「貢献感」を感じてもらうのも大切なことだと思います。そしてもう1つ大切なことは、どんなに小さなことでも、そこに「ありがとう」「助かったよ」などの勇気づけをすることだと思います。
9月17日(木)と24日(木)に、宇都宮でアドラー心理学の体験講座を開きます。9月のテーマは「苦手なこと、できないことにアドラーの”魔法”をかける」にしました。「しなければいけないと分かっているのにできないことができるようになる第一歩」という内容です。ランチ付き1,000円の体験講座ですので、ご興味がありましたら、HPをご覧ください。託児もあります(*^_^*)
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