✔昨日、注意したばかりよね?
✔何度同じことを言わせるの?
✔毎日毎日、何で同じことばっかり言わなきゃいけないの?
お子さんに「何度、同じことを言ったら分かるんだろう?」と思ったことはありませんか?
どうすれば、「昨日」とは違う「今日」になるのでしょうか?
ある教科書が教えてくれた、姿勢。
前期、大学授業の一部に、このテキストを使いました。
この教科書の元となるプロジェクトのお手伝いをしたので、著者の方が送ってきてくださったんです。
お手伝いをしたのは、確か6年前。
ちょうどその頃の私は、失意の中にいました。
というと、大げさですね(笑)。
自分のキャリアについて、考え、悩み、やっとの思いで仕事に復帰。
でも、それからすぐに、夫の仕事の関係で、急遽日本に帰国することになりました。
仕事を辞めていた時期だったのです。
自分の居場所がなくなったかのような気分でしたね。
辛くて、子供がテレビを見ている間、座り込んで、声を出さずに泣いたりしていました。
そんなときに、いただいたお仕事でした。
だから、家庭以外にも、自分の力を必要としてくれる場があることが嬉しかったのです。
それから6年間。
セミがやっと生まれてくるくらいの時間ですよね。
検討に検討を重ねられて、出来上がった教科書です(注:私は、著者ではありません)。
例文が、国立国語研究所や、筑波大学の、膨大なデータベースから取られており、とてもイキイキしています。
結果をすぐに求めて、がっかりして諦める
実は私も、1冊、まだ出版できずに、課題を抱えている教科書があります。
正直に言うと、「もうこれはいいかな~」と投げかけていました(^_^;)
やることはやったつもりでいたので、もうこれ以上アイデア沸かないような・・・。
抱えているうちに、新鮮味もなくなってくるし、飽きも感じました。
結果をすぐに求める私がいました。
ちょっと足りなかったかな。
違う角度からの検討が。
もうこれ以上アイデアが沸かなかったら、どうやったら沸くのかを考える。
今の方法でもうまくいかない部分があったら、違う方法を試してみる。教えてもらう。
その視点が足りませんでした。
6年以上、地道な研究、検討を重ねた教科書。
著者の方たちも、もしかしたら途中で、嫌になったこともあるかもしれないですよね。
でも諦めなかった。
多分、好きなんですよね。ことばが。研究が。このテキストを待っているであろう学生が。
これ、子育てにも当てはまると思います。
うまくいかないとき、諦めたくなることもあると思います。
諦めるのが悪いということではないけれど、その前に、違う方法を試してみること。
自分で分からない時は、他の人の力を借りること。
だって・・・
昨日と同じ方法をしたら、昨日と同じ今日になるかもしれないからです。
昨日と違う今日にしたかったら、昨日と違う方法にすること。
タイトルにしたように、昨日と違う「今日」は、自分で創ることができます。
この教科書が、そんなことを思い出させてくれました。
「何回言っても分かってくれない!」と怒りながら、昨日と同じ言葉をかけるのではなく、
「どのようにしたら、伝わるかな?」と、別のことばを考えてみるといいかもしれません。
興味がある方は、お子さんにかける【ことば】を身につける講座もありますので、よろしければ。
【子供のやる気を引き出す魔法の質問講座】
●9/6(木)10:00~
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ご興味ある方と、ご一緒できることを楽しみにしております。
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